農福連携について

 

コラボ「あいぷらす+黄ニラ屋」

あいぷらすは農福連携の取り組みとして岡山の専業黄ニラ農家「黄ニラ屋」様とコラボしています。

 

専業黄ニラ農家「黄ニラ屋」

岡山県で黄ニラを専門で栽培している「黄ニラ屋」にて作業をして頂きます。

お任せする農作業1:除草

雑草の除草作業を行っていただきます。

お任せする農作業2:選別・包装作業

規定の重量に分けて束ねていただく作業です。

お任せする農作業3:定植作業

年に2回程度の作業になりますが、苗を植え付けていただく作業になります。

 

農福連携について

農福連携とは?

農福連携は障害者や高齢者などが農業分野で活躍することを通じて、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組みのことです。
近年、農福連携の取り組みは、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や、高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながるなど、相乗効果が期待されています。

農福連携が注目される背景とは?

以前から、福祉施設などが農業を手伝う取り組みはありましたが、「農福連携」という言葉が登場したのは2000年代に入ってからのことです。特に2016年に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」には障害者や高齢者が最大限活躍できる環境整備の一環として「農福連携」が盛り込まれてから全国的にも広がりを見せています。また、2019年に打ち出された「農福連携等推進ビジョン」では、より世間に広げていく具体策が打ち出されています。

農業分野の抱える問題とは?

農業における一番の課題は、農業従事者の大幅な減少です。1997年からのおよそ10年で414万人から182万人へと半分以下に減少しています。同時に従事者の高齢化は進み、担い手不足はもちろん、農業全体の衰退へとつながっています。結果、農産物関連の産業を中心としていた地方経済は衰退し、それが更なる農業人口の減少を加速する悪循環へとつながっていきます。

福祉分野が抱える問題とは?

福祉分野の抱える問題の一つに、障害者の就労の問題があげられます。障害のある人たちが、自立し、生活していくためには、就労して収入を得ていくと同時に、社会生活に参加し、交流していく必要があります。
近年、障害者人口は増加の傾向にあり、特に精神障害者の増加は時代を反映しているとも言えます。その反面、障害者の雇用は、国の諸制度により推進はしてるものの、企業の受け入れ体制の問題や、定着率が低いなど多くの問題をはらんでいます。そこで注目度が上がってきているのが農業分野と福祉分野の連携です。

福祉が農業にもたらすメリットとは?

農作業の手伝いによって、一定時期に集中する作業の負担を軽減でき、農産物の加工、出荷準備の作業などに加わることで、販路の拡大や出荷販売量の増加ができます。結果、作業効率が向上し、収穫量のアップにつながり、今後の規模の拡大も期待されます。

農業が福祉にもたらすメリットとは?

農業には、種まき、耕うん、収穫など、多種多様な作業があります。
障害のある人たちにとって、作業能力に合った作業計画を立てることができます。また、土に触れる事での精神的な安定への効果も大きなメリットです。その中で就労するための技術習得や生活サイクルの訓練ができて、賃金ももらえます。なにより、地域に貢献することによるやりがいや地域の人との交流は、いわゆる健常者の中で孤立しがちな障害のある人にとって、将来の人生を歩む大きな原動力になります。農福連携は、農業・福祉分野だけでなく、地域の様々な問題を解決する手段として期待されています。

 

農福連携は少子高齢化が進む日本において地域やコミュニティが抱える様々な課題の解決にも繋がることが期待できると思います。